・・・ 2011年5月31日〜6月2日十和田・盛岡、2011年7月10日〜13日札幌、2011年8月2日〜6日ジュネーブ(スイス)、2011年9月5日〜6日軽井沢、2011年11月10日〜12日札幌、2012年1月14日〜15日盛岡・新花巻、2013年4月20日下田、2013年7月アメリカ(ボストン、ボルティモア、フィラデルフィア、ニューヨーク)、カナダ(バンクーバー、ビクトリア)、2015年3月台湾、2015年7-8月チューリッヒ(スイス)/ロンドン(英国)、2015年10月花巻・盛岡、そのほか鎌倉・東京・京都・下田・沼津・松山など ・・・

2015/04/08

台湾 李登輝 元総統を訪ねて

2015年3月18日(水)李登輝 元総統の事務所へ

このたびの台湾訪問を機に、李登輝 元総統に、
伝記『新渡戸稲造ものがたり』を寄贈させていただきました。
李登輝氏は、日本でも多くの著書があります。
新渡戸博士からも大きな影響を受けていらっしゃることは、
ご著書の中などでも紹介されています。
ご著書『「武士道」解題 ノーブレス・オブリージとは』では、
日本人の思想について、書かれています。

この日はちょうど、日本から岡山学芸館高等学校の生徒さんたちが
李登輝氏のご講演を聴くために来訪されました。
同校の参与 森美智子様はじめ、高校生39名(1〜3年生の希望者)の
みなさまと一緒に聴講させていただきました。

演題は、「日本と台湾のこれまでの歴史と私が受けた教育」

日本の若者たちのために、熱意あるお話をされました。
日本が台湾を統治していた(台湾が日本の一部であった)時代に
生まれ育った李登輝氏は、日本の教育から多くの知識を得て、
人格を形成されました。
新渡戸博士も大変な読書家で知られていますが、
「児童百科事典」(小学館)や800冊の岩波文庫を読破されるなど、
李登輝氏も若いころから本当に多くの本を読まれていることに
驚かされました。



生徒さんから、「グローバルな人材になるためには、
どうしたらいいでしょうか」という質問を受けると、すぐに、
「とにかく勉強する。聞いたこと、書いてあることではなく
自分で実際に本物を見ることが大切」とお答えになっていました。

私にとっても学び多いお話を聞かせていただきました。
このたびの貴重な機会をご提供くださいました関係者の皆様に
感謝申し上げます。

学校法人 森教育学園 岡山学芸館高校は、平成25年12月、
許文龍氏が制作された「新渡戸稲造博士の胸像」を、
同氏より寄贈されました。
同校では、新渡戸博士のご著書『武士道』を必読書に指定されて
いるそうです。国際教育にも大変熱心な学校です。

同校のホームページは、こちら