・・・ 2011年5月31日〜6月2日十和田・盛岡、2011年7月10日〜13日札幌、2011年8月2日〜6日ジュネーブ(スイス)、2011年9月5日〜6日軽井沢、2011年11月10日〜12日札幌、2012年1月14日〜15日盛岡・新花巻、2013年4月20日下田、2013年7月アメリカ(ボストン、ボルティモア、フィラデルフィア、ニューヨーク)、カナダ(バンクーバー、ビクトリア)、2015年3月台湾、2015年7-8月チューリッヒ(スイス)/ロンドン(英国)、2015年10月花巻・盛岡、そのほか鎌倉・東京・京都・下田・沼津・松山など ・・・

2011/07/17

北大キャンパスめぐり

札幌農学校一期生、新渡戸稲造と同郷の佐藤昌介
クラーク博士から直接薫陶を受けた一人

後に同校校長、
1907年(明治40年)東北帝国農科大学になり学長、
1918年(大正40年)北海道帝国大学となり学長就任
帝国大学昇格に尽力し、「北大の育ての親」といわれている


古河講堂


1909年に古河財閥により建設された講堂
アメリカ・ヴィクトリア様式



芝生の美しいキャンパス



旧札幌農学校昆虫学及養蚕室(重要文化財)
1901年、札幌農学校が、現在のキャンパスに移転した際に建てられた、
現存する最も古い建物



美しいキャンパスを維持するために、あちらこちらで作業しています。芝の匂いが香ります。


北海道大学・総合博物館

北大キャンパスにある総合博物館


正面玄関


一階の展示室では、大学の歴史が紹介されています
かなり詳しく充実した展示内容です


佐藤昌介、新渡戸稲造など、多くの関係者の展示



新渡戸稲造夫妻が札幌に創設した遠友夜学校についての展示も



一階のミュージアムショップも充実しています

北海道大学・レストランエルム

今日のランチは、ファカルティハウスにある、レストラン。
外部からの来訪者にも人気のレストランエルム。

入り口


レストランエルム内部。
大きな窓からは、美しい緑が。
ゆったりと落ち着いて食事ができる雰囲気です。


クラークカレー
地元のお野菜やビーフがのっています。


たっぷりの薬味もあります。
サラダ、コーヒー付きのセットで。



札幌農学校第2農場(モデルバーン)

北大北18条門の近くに、札幌農学校第2農場(モデルバーン)があります。(重要文化財)
北海道畜産発祥の地ともいわれ、クラーク博士が模範的な農場施設として残したもの。




建物の内部は、畜産研究の歴史や農具などに関する展示。
ただ、夜はお化け屋敷のようになるらしいです。


エルムの鐘 かつてエルムの木に下げられ、時を告げた鐘


馬具の展示


右は穀物倉。高床式で穀物を湿気から守ります。


製乳所


池では、カモの子どもたちがのんびり。


北大みやげ

北海道大学のキャンパスで、新渡戸稲造ストラップを発見!


札幌農学校クッキーは、北海道産のミルクをたっぷり使ったミルククッキー。
キャンパスや市内で売られています。モンドセレクション三年連続最高金賞受賞。
紅茶に合うおいしさ。



平成遠友夜学校

北海道大学の北18条門の近くに、遠友学舎があります。

遠友夜学校は、新渡戸稲造夫妻が、学ぶ機会に恵まれない人々の
ために、札幌に創設した学校です。
当時の教師や学生たちは、無償で教えました。
この精神を受け継ぐ場として、市民と大学の交流の場となるように
遠友学舎があります。
その校舎では、毎週火曜日の夕方、平成遠友夜学校があります。
北大の学生たち、主に大学院生たちが、自分の専門分野の講義を
します。学生たちにとっては、熱心な市民たちの前で、発表する
貴重な機会になります。


平成遠友夜学校の校長先生は、藤田正一先生
(北大獣医学部名誉教授、元副学長)です。
教頭は、学生たち4名。
毎回の講師の選定、講義の依頼など、教頭(学生)たちのみで
すべて運営されています。


藤田先生にお会いし、クラークの精神、遠友夜学校の意義など
興味深いお話を伺うことができました。
藤田先生、突然の訪問にもかかわらず、ありがとうございました。



毎週火曜日夕方の講義は、誰でも聴講できます。
詳細、講義予定などは、
平成遠友夜学校ホームページ、こちらへ。

北海道大学・クラーク食堂

図書館本館を出ると、すぐにこんな風景が広がっています。
水遊びをする子どもたち、スケッチを楽しむ人々。


ここを通り抜けると、クラーク会館に着きます。
クラーク博士に導かれて、クラーク食堂へ。



今日のランチは、北大名物「ミルクラーメン」
コーンがたっぷり、紅しょうがをアクセントに。


北海道大学附属図書館本館

一般の人も利用できる北大の図書館本館です。
ここで新渡戸稲造に関する書籍をたくさん閲覧/コピーする
ことができました。
書庫に入っている本は、係の人が書庫から持ってきてくれます。
大学院生も、スタッフとして働いています。
ご親切に対応していただき、ありがとうございました。


入館手続きの用紙。




平日は夜10時まで開館していて、多くの学生が勉強していました。
パソコンを持ち込んでいる学生も多く、学生はネット接続も可。


北海道大学・ポプラ並木

北大を象徴するポプラ並木が、新渡戸稲造像の近くにあります。
約100年前に林学部の学生によって植樹されました。
2004年の台風によって、大きな被害を受けましたが、多くの支援を
得て、整備されつつあります。



北海道大学・新渡戸稲造の像

北海道大学のキャンパスにも、新渡戸稲造博士の像があります。
北海道大学の前身、札幌農学校の二期生です。
「太平洋の架け橋たらん」と願い、国際的にも活躍しました。



I wish to be a bridge across the Pacific.



北海道大学・クラーク博士の像

ウィリアム・スミス・クラーク(William Smith Clark)1826年〜1886年

クラーク博士は、札幌農学校(現 北海道大学)の初代教頭です。
1876年(明治9年)来日。
実質上の校長(President)として、校内を取り仕切りました。


約8ヵ月後の札幌滞在後、別れの時に彼の残した言葉、
「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」は、あまりにも有名。

クラークの精神が、札幌農学校で受け継がれ、新渡戸稲造など
活躍する人材を生みました。