バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学(University of British Columbia)
にある新渡戸記念庭園(Nitobe Memorial Garden)を訪ねました。
広いキャンパスは、緑の芝生が美しく、どこか高原のような趣きですが、
時々、鳴きながら空を横切っていくカモメの姿に、ここは海に近いということを
実感します。
ブリティッシュ・コロンビア大学キャンパス |
新渡戸記念庭園のすぐ近く、車道をはさんだ反対側に、庭園設立に尽力された
ノーマン・マッケンジー(Norman MacKenzie)総長の家があります。
現在は、大学の施設として利用されているようです。
ノーマン・マッケンジー総長の家 |
〈 一九六〇(昭和三十五)年、二年かけて、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学
(University of British Columbia)の広大なキャンパスの一角に、新渡戸記念庭園が
完成しました。カナダで亡くなった稲造の功績をたたえるもので、国際連盟時代の
知人だったノーマン・マッケンジー(Norman MacKenzie)元ブリティッシュ・
コロンビア大学総長らによるものでした。〉
(『新渡戸稲造ものがたり』p.228-229)
新渡戸記念庭園入り口 |
庭園入り口の右側に受付があります。
自己紹介すると、歓迎してくださいました。
ここの庭園で、二時間あまり、ゆっくりと過ごしました。
これまで、国内外で多くの日本庭園を見てきましたが、この庭園には
感動しました。どこか思索的な雰囲気がただよっています。
葉や苔の緑が美しく、きれいに掃き清められ、水が打ってあります。
写真も数十枚撮影しました。
この庭園を訪れることができたこと、伝記を出版できたことを
心から「よかった」と思いました。
このあと、キャンパスの図書館で、新渡戸博士関連の資料を閲覧させて
いただきました。
'Intellectual life in various countries' etc
このあと、キャンパスの図書館で、新渡戸博士関連の資料を閲覧させて
いただきました。
'Intellectual life in various countries' etc