友愛労働歴史館(東京 芝公園)にて
講演会「友愛会・総同盟と新渡戸稲造」がおこなわれました。
講師は、芳賀清明氏(労働運動史研究者)
この地は、かつて、旧ユニテリアン教会・惟一館があった場所です。
1912(大正元)年8月、惟一館においてユニテリアンの鈴木文治(すずきぶんじ)ら
により友愛会(のちの総同盟・同盟、現在の連合)が創立され、ここは、
日本労働運動発祥の地となりました。
1914(大正3)年、新渡戸博士は、友愛会機関誌「友愛新報」に初寄稿するなど、
友愛会・総同盟のゆかりの人となっています。
1930(昭和3)年、新渡戸は、安倍磯雄、賀川豊彦、鈴木文治、吉野作造とともに
日本労働会館建設後援会を組織し、その建設を支えました。
友愛会の綱領を読むと、新渡戸博士が生涯を通じてめざした、
修養の大切さ、助け合いの精神を感じ取ることができます。
日本労働会館建設後援会のメンバー |
友愛労働歴史館内の新渡戸博士コーナー |