初めて二戸(岩手県)を訪問しました。
今回の訪問の目的は、ここ二戸出身で新渡戸博士とも親交が
あり、国際的にも活躍された田中館愛橘博士の出身地を訪ね、
その原点を探ることです。
東京在住の曾孫様のご紹介で、まず二戸シビックセンターに
伺いました。
二戸駅に降り立つと、あたりは特に商店街などもなく、
住宅街の中を歩いてシビックセンターに向かいました。
田中館博士にちなんだ作品展と資料展(1階の展示室) |
新渡戸稲造博士追悼会 1937年4月 |
新渡戸博士の追悼会にて(写真のすぐ前)田中館博士 80歳 |
シビックセンター内の田中館愛橘博士記念科学館を見学、その後、
田中館博士の原資料を資料室で拝見しました。
そのほとんどは曾孫様の寄贈によるものです。
書類ばかりではなく、愛用されていたカバン、帽子、タイプライターも
あります。
その後、センター長さんの運転で、田中館博士のゆかりの地や
お墓を巡りました。
二戸では、街の中心は駅周辺ではなく、美しい渓谷を渡った先に
あることがわかりました。
ゆかりの家(帰郷の際に滞在した家) |
生誕地(母の実家「呑香稲荷神社」)と幼少時の学び舎「会輔社」 |
冬には雪に覆われる二戸ですが、おかげさまで学び多き秋の一日を
過ごすことができました。
関係者のみなさまに感謝を申し上げます。
シビックセンターの庭から田中館博士の墓地を望む |