2013年7月12日 スワースモア(Swarthmore)
昨日に続き、朝早く電車で郊外へ。
今日は一日、スワースモア大学(Swarthmore College)で過ごす予定です。
昨日訪問したハヴァフォード大学、ブリン・モア大学、そして、スワースモア大学は、
協定校で、学生たちは、在籍している大学以外の二大学でも単位を取得する
ことができます。
スワースモア大学の「フレンズ・ヒストリカル・ライブラリー
(Friends Historical Library)」は、クエーカーに関する世界一のコレクションを
誇っているようです。
新渡戸夫人の実家エルキントン家も、多くの資料を寄贈しています。
どんな資料を閲覧させていただけるのか、楽しみです。
スワースモア大学正門 |
Nitobe、Elkintonの名前がついているフォルダーボックスがたくさんあります。
多くの写真、私信、記録・・・
内村鑑三からメアリー夫人へのはがき、オークベイビーチホテルや
軽井沢の別荘のレターヘッドで書かれた手紙など。
新渡戸博士が、1891年に札幌から義弟ジョセフに書いた手紙もありました。
〈 細長い封筒に入った彼らの直筆の文字は、何度も太平洋を越えていきました。
メアリーの弟ジョセフに稲造が書いた一通は、三メートル近い長さに
及ぶものもあったそうです。〉
『新渡戸稲造ものがたり』p.85より
(同書p.159に、来日したジョセフの写真掲載)
和紙の巻紙に、毛筆で英文を延々と書いています。
そして、そのジョセフの妻、サラ(Sarah P. Elkinton)が書いた一冊の厚いノート。
メアリーから送られてきた手紙を書き写した記録です。
当時は、手書きで記録を残すことが、一族の伝統であった、との説明でした。
そのほか、一日ではとても目を通せないほどの豊富な資料を閲覧させて
いただきました。ありがとうございました。