札幌農学校時代の同級生で親友の内村鑑三記念室と「石の教会」が、
軽井沢の星野温泉近くにあることがわかり、見学に行きました。
建築家ケンドリック・ケロッグによるオーガニック建築(建築が自然の一部になること)
残念ながら、教会の中は撮影することができませんでしたが、
水の流れが優しく響く、落ち着いた空間でした。
内村鑑三が提唱した「無教会」
明治・大正期のキリスト教者、内村鑑三によって初めて語られた言葉です。
教会のすべてを無にするという意味ではありません。
教会とは、
制度が「無」くても、たとえ信仰が「無」くても、
祈りたい人が、
自由に集うことができる場所なのではないか・・・
内村鑑三と軽井沢
内村鑑三がはじめてここ星野を訪れたのは、1921(大正10)年のことでした。
島村藤村、北原白秋らが集った「芸術自由教育講習会」の講師として招かれた
ためです。それ以降、毎年逗留し、師の別荘には、学友の新渡戸稲造氏や
小野塚喜平次氏らが訪れ、日曜になると聖書会や子供会を催したといいます。
(記念室冊子より抜粋)
今回の取材には、高校時代からの仲良しで軽井沢に詳しい中嶋(旧姓・森本)泉さんが
同行してくれました。ありがとうございました!