栃木県益子(ましこ)の「ワグナー・ナンドール アートギャラリー」を
再訪しました。
ここは、故ワグナー・ナンドール氏の自宅兼アトリエでした。
現在は、奥様の千代様がお住みになり、春と秋に一カ月ずつ
公開されています。
お庭やギャラリーが美しく、大変興味深く、大好きな場所の一つです。
ワグナー氏は、ハンガリー出身の彫刻家。
その数奇な生涯は、下村徹氏のご著書『ドナウの叫び
ワグナー・ナンドール物語』で詳しく描かれています。
同書によると、ワグナー氏は幼い時、祖父(オーストリア・
ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ一世の侍従武官長)から
「ブシドー(武士道)」について教えられ、
新渡戸博士の著書『武士道』を紹介されています。
代表作「哲学の庭」は、ワグナー氏の宗教観、思想観が表現されています。
新渡戸博士の「諸宗教の根底にあるもの」にも通じる世界観と思います。
Wagner Nandor(和久奈 南都留)1922年〜1997年(1975年、日本に帰化)
ワグナー・ナンドール記念財団のホームページは、こちら。