2016年4月22日
静岡県三島に出張中のこの日、沼津市明治史料館を訪問して、
興農学園(こうのうがくえん)について資料を拝見しました。
興農学園は、札幌農学校第一期生の渡瀬寅次郎博士の遺言によって
いまの久連(くづら)に設立されました。
昭和4年6月13日の開校式に、新渡戸博士は大島正健博士らとともに
列席しています。
礼拝堂は、ヴォーリスの設計。
校舎内には、新渡戸博士の揮毫「Boys, be ambitious」が掲げられました。
(この扁額は、長く久連に保管されていましたが、1983年、
財団法人興農学園から北海道大学に寄贈されました。
興農学園は、デンマークのフォルケ ホイスコーレ(国民高等学校)を
モデルとしたキリスト教主義に基づく私立の農業学校でした。
参考資料:「興農学園 みかん村とデンマーク教育」
2000年12月1日 沼津市明治史料館