・・・ 2011年5月31日〜6月2日十和田・盛岡、2011年7月10日〜13日札幌、2011年8月2日〜6日ジュネーブ(スイス)、2011年9月5日〜6日軽井沢、2011年11月10日〜12日札幌、2012年1月14日〜15日盛岡・新花巻、2013年4月20日下田、2013年7月アメリカ(ボストン、ボルティモア、フィラデルフィア、ニューヨーク)、カナダ(バンクーバー、ビクトリア)、2015年3月台湾、2015年7-8月チューリッヒ(スイス)/ロンドン(英国)、2015年10月花巻・盛岡、そのほか鎌倉・東京・京都・下田・沼津・松山など ・・・

2011/09/03

国連古文書室(League of Nations Archive)


今回の目的地、数日を過ごした古文書室です。


大きな窓からさわやかな風が入ってきます。


朝早いと、まだ誰もいませんが、もう少しするとほとんど満席になります。

そして、最終日に気づいたこと。
連日座っていたいつもの席の後ろに、なんと新渡戸博士の肖像写真が
掛けてありました。ずっと気がつかなかったとは不思議。

「えっ、そこにいらしたのですか」とびっくり。


国連の図書館内の国際連盟古文書室(1919年〜1946年)は、
ユネスコの文化遺産に登録されています。



多くの公的文書、手紙などのほか、総務の書類も残っています。
新渡戸博士が任期を終え、帰国する際の引越に関する書類も
たくさんありました。
船会社の引越見積書、横浜港到着の後、鎌倉へ運んだ荷物もあるようです。
また、自動車(Buick)も持ち帰ろうとしたようですが、
断念した経緯もあったようです。
おそらく民間の会社や機関であれば、このような書類は公開されないでしょう。

貴重な資料がたくさん保管され、そして、訪問者に公開されている
ということは、国連という機関が、どこの国にも属していない国際機関で
あること、完全に公的であることの証であると、あらためて感じました。