・・・ 2011年5月31日〜6月2日十和田・盛岡、2011年7月10日〜13日札幌、2011年8月2日〜6日ジュネーブ(スイス)、2011年9月5日〜6日軽井沢、2011年11月10日〜12日札幌、2012年1月14日〜15日盛岡・新花巻、2013年4月20日下田、2013年7月アメリカ(ボストン、ボルティモア、フィラデルフィア、ニューヨーク)、カナダ(バンクーバー、ビクトリア)、2015年3月台湾、2015年7-8月チューリッヒ(スイス)/ロンドン(英国)、2015年10月花巻・盛岡、そのほか鎌倉・東京・京都・下田・沼津・松山など ・・・

2011/09/09

新渡戸通りと三度山の別荘

旧軽井沢からすぐのところに、新渡戸家の別荘があった、新渡戸通りがあります。
「新渡戸通り」の説明文
明治時代から軽井沢を愛し、昭和初期に三度山に三階洋風別荘を造った新渡戸稲造は、
軽井沢夏期大学創始者の一人である。新渡戸は、国際連盟事務次長として活躍した。
設置者 軽井沢観光協会 美しい村プロジェクト2006
協力  軽井沢トラスト
「軽井沢夏期大学60周年記念誌」に投稿されている加藤武子氏(稲造博士の孫娘)
の記事によると、ここは、「三度山の別荘」と呼ばれていたようです。
近くで門の修理をしていたおじさんに尋ねてみると、このあたりが「三度山」と
呼ばれている地域だよ、と教えてくれました。
別荘の背後に、小高い山が見えます。
当時のものと思われる門構えと石塀が残っています。
番号1450 別荘地
新渡戸通りと別荘の石塀
敷地内の坂を登ったところに、家が建っていたということですから、
おそらくこの坂道でしょう。
右下から左上に向かって、なだらかな坂になっています。
その坂を上がったところに、家が建っていた跡と思われる平らな地面が
ありました。ここに三階建ての洋館が建っていたものと思われます。
その平面の奥が、新渡戸博士が書斎にしていた別邸「月心亭」があった
ところのはずです。
新渡戸博士が希望して引き入れた小さな川があるはず、とお庭を見渡すと、
ありました!
家の南側に広がる広いお庭を、小さな流れが横切っています。

にぎやかな旧軽井沢の近くでありながら、とても静かなところです。
ここで、新渡戸博士は、チャールズ・リンドバーグ(Charles Lindbergh、
アメリカ合衆国の飛行家、1927年、大西洋単独無着陸飛行、1931年、太平洋
横断飛行に成功)ら要人も迎えました。

上記の取材から10年後、2021年6月の跡地の様子は、こちら