・・・ 2011年5月31日〜6月2日十和田・盛岡、2011年7月10日〜13日札幌、2011年8月2日〜6日ジュネーブ(スイス)、2011年9月5日〜6日軽井沢、2011年11月10日〜12日札幌、2012年1月14日〜15日盛岡・新花巻、2013年4月20日下田、2013年7月アメリカ(ボストン、ボルティモア、フィラデルフィア、ニューヨーク)、カナダ(バンクーバー、ビクトリア)、2015年3月台湾、2015年7-8月チューリッヒ(スイス)/ロンドン(英国)、2015年10月花巻・盛岡、そのほか鎌倉・東京・京都・下田・沼津・松山など ・・・

2015/06/09

新渡戸博士が一高の生徒たちに教えた詩

新渡戸博士と親交のあった渋沢栄一氏の四男 渋沢秀雄氏が
旧制第一高等学校の生徒だった時、校長が新渡戸博士でした。
渋沢秀雄氏は、ご著書の中で次のような思い出を書いています。

(以下、渋沢氏の著書より引用 ↓ )


私は物静かな先生がよくロングフェローの詩を
愛誦された聲を今でも思い出す。

"Some day must be dark and dreary."

同時に何といふこともなく
「眞理が忍び足で世に現れた」
といふ中世紀の時代相が脳に浮かんでくる。

渋沢秀雄『通学日記』東宝書店 昭和16年
「新渡戸校長」p.19-20 より

(引用おわり)

作者のヘンリー・ロングフェロー(1807〜1882)は、
アメリカで広く愛された、著名な詩人でした。
裕福な家庭の娘を妻にし、多くの子どもにも恵まれましたが、
不慮の事故で最愛の妻を失うなど、その人生には
深い悲しみもありました。

多くの詩作品を残していますが、新渡戸校長がよく生徒たちに
愛誦されたという、この詩の全文は以下の通りです。
今年も梅雨の季節を迎えたので、新渡戸博士が愛した詩
「The Rainy Day」を紹介します。

The Rainy Day

The day is cold, and dark, and dreary;
It rains, and the wind is never weary;
The vine still clings to the mouldering wall,
But at every gust the dead leaves fall,
And the day is dark and dreary.

My life is cold, and dark, and dreary;
It rains, and the wind is never weary;
My thoughts still cling to the mouldering Past,
But the hopes of youth fall thick in the blast,
And the days are dark and dreary.

Be still, sad heart! and cease repining;
Behind the clouds is the sun still shining;
Thy fate is the common fate of all,
Into each life some rain must fall,
Some days must be dark and dreary.

Henry Wadsworth Longfellow
http://www.hwlongfellow.org


"Some day must be dark and dreary."

「(人生には)暗く、荒涼を感じる日があるもの」

人生には、喜びも悲しみもあるということを、
時には、深い悲しみを経験することがあることを
「雲の裏側では、それでも太陽が光り輝いていることを」
新渡戸校長は生徒たちに伝え、
励まそうとされたのかもしれません。

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