2016/07/25

拓殖大学に「台湾研究センター」開設

2016年7月23日(土曜日)

このたび、拓殖大学様に「台湾研究センター」が開設になり、
その記念シンポジウムにお招きいただきました。

拓殖大学 文京キャンパス
後藤新平・新渡戸稲造記念講堂にて
主催:拓殖大学海外事情研究所附属台湾研究センター

大変興味深い内容のご講演でした。
特に、羅福全氏のご生涯には、感慨深いものがありました。
日本の統治時代の台湾に生まれ、日本の教育を受け、その後、
アメリカで学び、国連で活躍されました。
現在は、何年間も帰ることができなかった台湾に戻り、ご夫妻で
幸せな日々を送っていらっしゃいます。
この日は、夫人もご一緒に会場に元気にお見えになりました。

第一部
記念講演「台湾と日本のはざまに生きて」 
羅福全 (元 台北駐日経済文化代表処 代表)

第二部
基調講演

鶯歌庄文書研究の意義―同風会に関する文書から見る日本統治期台湾の基層社会
玉置充子(拓殖大学海外事情研究所附属台湾研究センター専任研究員)

Ⅱ.
日本統治時代に日本商人がもたらした台湾社会近代化の諸相
陳柔縉(コラムニスト)

今後の同センターのご発展を祈念いたします。

このたびは、貴重な機会をありがとうございました。

2016/07/20

1900年のパリ万博

2016年7月16日 有田(佐賀県)

九州滞在中のこの日、初めて有田にご案内いただきました。
有田焼きで有名なこの地を訪問するのを大変楽しみにしていました。

深川製磁様の忠次館で、思いがけず、1900年パリ万博に出品し金賞を受賞した
大花瓶を拝見することができました。

忠次館の内部 右奥にパリ万博で受賞した大花瓶

深川製磁様発行の資料(左が受賞作品の大花瓶)

新渡戸稲造博士は、このパリ万博で審査員をされました。
1900年1月、アメリカにて、英語による『武士道』を出版、
同年4月、パリで審査員。
夏ごろまでヨーロッパに滞在し、ジャンヌ・ダルクの史跡なども
巡っています。

◆1900年第五回パリ万博◆ 
1900年4月15日〜10月12日
入場者数:5086万1,000人(国会図書館ホームページより)


今年(2016年)は、有田焼き創業400年。
長い伝統を現代に引き継いでいます。

レンガの壁が美しい忠次館

忠次館 入口

◆深川製磁◆
1894(明治27)年、深川忠次氏により設立。
「世界一のやきもの作り」をめざしました。
1900(明治33)年、パリ万博に出品した2メートルにも及ぶ、対の大花瓶
「染錦金襴手丸紋鳳凰文様」は、高い工芸性と洗練されたデザインが評価され
金賞 Medaille D'or (gold medal) を受賞しています。
同社は、その伝統を現在も受け継ぎ、皇室のご注文品も制作しています。

このたびは、明治時代から使用されている工房も特別に見学
させていただきました。


貴重な木造建築、そして、人から人へと伝承され続けている技術など、
伝統の素晴らしさを実感しました。
また、資料室にて、歴代の貴重な作品を拝見させていただきました(非公開)。
素晴らしい機会を本当にありがとうございました。



テレビ番組「フィンランドで見つけたBUSHIDO」

2016年7月

岩手めんこいテレビさんが、開局25周年記念番組として、
「フィンランドで見つけたBUSHIDO 〜新渡戸稲造と平和の島〜」を
制作されました。

約100年前、国際連盟事務次長だった新渡戸稲造博士が解決に導いた
国境問題。その時の「新渡戸裁定」は、成功事例として、現在も
語られています。

◆放送日
2016年7月30日(土)14:00〜14:55 めんこいテレビ
2016年8月20日(土)14:00〜14:55 BSフジ