2015/02/12

展示「日本統治期の台湾」

2015年2月10日(火)日比谷図書文化館(東京都千代田区)4階 特別研究室
内田嘉吉文庫が伝える「日本統治期の台湾」

内田嘉吉(1866年〜1933年)は、新渡戸と同年代で、
時期は少し異なりますが、台湾総督府民政長官および総督を歴任しました。
新渡戸博士との関わりなどについて、過去の記事は、こちら

このたび、内田嘉吉文庫(日比谷図書文化館4階)にて開催中の
「日本統治期の台湾」を訪問しました。

特別研究室企画展の案内

当時の台湾を知る貴重な蔵書が展示され、自由に閲覧することができます。

内田嘉吉文庫内の展示



台湾総督官邸(左)と民政長官官邸(右)
『台湾拓殖書帖』大正7年1月発行より


児玉総督 後藤民政長官 記念博物館
『児玉総督 後藤民政長官 記念博物館 写真帖』1915年より

台湾総督時代の児玉総督(右)と後藤民政長官
『児玉藤園将軍』より

児玉総督と後藤民政長官は、長期にわたり台湾の発展に貢献したことにより
台湾でも恩人として慕われ、二人を顕彰して記念博物館建立が計画されました。

現在(2015年3月)の記念博物館(国立台湾博物館)については、こちらへ。

新渡戸稲造博士は、『武士道』執筆後、児玉総督と後藤長官の二人の依頼を受け、
1901年から1903年、農学の専門家として台湾の糖業発展に尽くしました。

新渡戸博士は、また、のちの内田民政長官の著書の序文を著しています。



この展示は、3月15日(日)まで。
千代田区立日比谷図書文化館のホームページは、こちら