2013/06/10

祝 受賞! テレビ番組「スーツを着たサムライ~新渡戸稲造「武士道」伝説~」


制作に協力させていただきましたテレビ番組、
「スーツを着たサムライ~新渡戸稲造「武士道」伝説~」(岩手めんこいテレビ)が、
東北映像フェア2013という今年から始まった映像コンテストの番組部門で
見事、大賞に選ばれました。
審査員全員が高評価をつけたそうです。

担当されました工藤さん、ディレクターの鎌田さんをはじめ、関係者のみなさま、
おめでとうございます!
下記でニュース映像を見ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=yNqYcCpLGkQ

受賞を受けて、
岩手エリアでの再放送が決定しました。

6月29日(土)14:55-15:55

放送から半年近く経つ番組が再放送になることは滅多にないそうです。

2013/06/09

京都 竹内栖鳳邸跡

2013年6月4日 京都 東山

新渡戸博士と親交があった日本画の巨匠、竹内栖鳳邸跡を訪ねました。



趣きのある門を入り、石畳のなだらかな坂のアプローチを進むと、
本宅(本館)があります。1929(昭和4)年、新築のこの邸宅に竹内画伯は
移り住んだと館内の資料に書かれています。
(同年、新渡戸博士は、太平洋問題調査会の京都会議で議長を務めています)

本館 入り口
本館内は、昔のたたずまいを残しながら、モダンなレストランになっています。

玄関を入り内部へ

バーカウンターの横にある欄間 竹内画伯のデザインでしょうか?
中庭の緑が美しい部屋で食事をした後、レストランの方が本館内を案内して
くださいました。

二階から吹き抜けの階下を望む
二階の和室(個室)

床の間に掛けられた松魚(かつお)の絵
竹内栖鳳 画 「松魚」 昭和初期
松魚(かつお)は、その語呂合わせから、「勝つ魚」とも解され、古来より
縁起の良い魚とされてきた。昭和十年以降、晩年を迎えた栖鳳は当時の世相を
意識してか、本作をはじめ鯛や鯉など吉祥の意味をもつ魚を多く描いている。
栖鳳は「ふだん十分良く写生してあるものほど筆を省けますが、写生を怠った
ものはとかく筆致が多くなります」と語っているが、本作はその言葉通り、
少ない筆致の中できりりとした輪郭、青々とした背などの要点をおさえ、
穫れたての松魚の新鮮さを表現している」
(床の間に示してある説明文より)

そのほか、数カ所に作品が展示されているので、作品を拝見しながら、
お食事を楽しむことができる、素敵なレストランです。

そして、竹内画伯のコレクションなのでしょうか、お庭を巡ると楽しいです。




現在は、「The Sodoh Higashiyama Kyoto」というイタリアンレストランに
なっています。結婚披露パーティーなどもできるそうです。
ホームページは、こちら


1933(昭和8)年、新渡戸博士と竹内画伯は、京都の飄亭にて最後の再会を
果たしています。その時についての記事は、こちら