島田昌和(渋沢研究会代表・文京学院大学経営学部教授)
特に、渋沢栄一が考えていた経済全体の仕組みについての話が興味深かった。
大きな視点と長期的視野に立った考え方。
渋沢の構想した「合本(がっぽん)」資本主義社会
(つまり、民間に公共性をもたせる資本主義)
株式会社は、公共的(パブリック)なもの
会社組織は、一つの共和政体のようなもので、株主は国民のようなもの
民間パブリック(異なる利害を共有すること、共通の利害を見出す)
経営には、道理(論語)が大事
今回の話は、主に渋沢の構想した経済の仕組みとビジネスモデル。
スケールの大きな仕事を成し遂げながら、新渡戸稲造とは、
国際友好に関わることにも共に積極的に関わりをもった渋沢の功績は、
大きい。渋沢も新渡戸も、ともに、現在の社会に、いまなお、影響を
及ぼしている。
及ぼしている。