2012年7月15日(日)
第六回後藤新平賞授賞式/
2012年度「後藤新平の会」シンポジウム
「チャールズ・ビーアドと後藤新平」
二十世紀を代表する歴史家ビーアドとの関係から見えるものはなにか
パネリスト
青山 佾(明治大学公共政策大学院教授)
阿川 尚之(慶應義塾常任理事 同大学教授)
小倉 和夫(青山学院大学特別招聘教授)
開米 潤(ジャーナリスト)
細谷 雄一(慶応義塾大学法学部教授)
後藤新平伯は、新渡戸稲造に大きな影響を及ぼした人物といえます。
ともに岩手出身の二人は、兄弟や師弟関係のようでもあり、
ともに外遊もしました。
新渡戸が、国際連盟の事務次長に就任することになった時も、
二人そろって、パリに滞在中でした。
後藤新平もまた、幅広い活躍をした大人物です。
今回のシンポジウムでは、ビーアド博士が、後藤と出会って、アジア観を
大きく転換したこと、後藤の要請で、関東大震災直後に緊急来日して、
後藤の片腕となって、復興計画に協力しました。
その著書 "President Roosevelt and the coming of the war"は
1941年にアメリカで出版され、大きな反響を呼びました。
(日本語版『ルーズベルトの責任』は、2011年〜2012年、藤原書店から刊行)