2012/03/14

恵泉女学園(東京・経堂)

2012年3月13日(火)
東京・経堂、恵泉女学園を訪問しました。
この学校は、新渡戸稲造博士の教え子(札幌のスミス女学校、現在の北星学園)、
河井道先生が建学した学校です。
新渡戸博士は、かつて苦学をしていた学生に貸したお金の返済を断わり、かわりに
恵泉女学園へ寄付してもらうように頼んだほか、
創立認可をもらえるよう自分が保証人になるという文書を東京府あてに送っています。

住宅街にある環境がよく、施設も素晴らしい学校です。



史料室で、貴重な資料をたくさん見せていただいたほか、学園関係の方々から、興味深い
お話を伺うことができました。
お昼はきれいなカフェテリアでいただき、その後、翌日おこなわれる卒業式の予行練習を
見学しました。
創立者・河井先生の教育に対する姿勢を、いまも大切に引き継いでいることを実感しました。
ありがとうございました。

2012/03/12

羽田空港の「世界への架け橋」展

2012年3月11日(日)快晴
羽田空港第一ターミナルで、新渡戸稲造生誕150年「世界への架け橋」展が始まりました。
二階出発ロビーの二カ所に、展示があります。
稲造博士の父・十次郎氏の甲冑など十和田市新渡戸記念館の所蔵品のほか、日本ユネスコの
未来遺産に選ばれた青森県十和田市の三本木についての概要を見ることができます。
三本木は、稲造博士の祖父と父によっておこなわれた開拓事業で、その開拓によって初めて
稲が収穫された後に生まれた稲造博士は、「稲之助」(幼名)と名付けられました。


稲造博士の父・十次郎氏の甲冑(うしろに、新渡戸稲造博士夫妻の写真)

左に祖父、右に父の像の写真
開拓時に使われた道具のレプリカなど

この日は、東日本大震災からちょうど一年。
14時47分、空港内でも黙祷がおこなわれました。

4月中旬まで開催中。詳細は、こちら

2012/03/10

東京・湯島の「共慣義塾」

2012年3月
湯島天神からお茶の水に向かって歩いている時、偶然、文京区の「旧町名案内」に
新渡戸稲造博士のことが書いてあるのをみつけました。




新渡戸文化学園(東京・東高円寺)

2012年3月8日(木)と9日(金)の二日間、東京の東高円寺にある新渡戸文化学園を
訪問しました。
この学校は、新渡戸稲造博士の教え子の一人である森本厚吉先生が創立した学校です。
(女子経済専門学校)
稲造博士は、校長を引き受けました。



現在では、幼稚園から短期大学までの学園として、多くの生徒たちが学んでいます。

森本晴生様(創立者・森本厚吉先生のお孫様)が、いろいろなお話をしてくださいました。
図書室で貴重な資料を拝見することもできました。心より御礼を申し上げます。